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森田のワンポイント・コラム Vol.16

突然ですが、2021年度の事業計画の策定、難しくありませんか?

弊社は4月から翌年3月という年間のご契約でお仕事を頂くことが多いです。

従って、既存のお取引先様へは例年11月下旬頃から次年度のご提案を開始し、2月のこの時期にはご契約をご継続頂ける取引先様は確定をしているのですが、今年は、まだ、半分くらいの先様からご回答を得ていません。

やはり『新型コロナウィルスの影響』は大きいようですね。

Withコロナの終焉は期待することが難しいですから、今までとは違う何かにチャレンジすることが必要ですね。

ちなみに弊社は経産省「事業再構築補助金」を活用して『い~研修(=eラーニング)』を軸にSDGsと関連付けた新規事業を展開する準備を進めています。

※経産省「事業構築補助金」については、SCT1%CLUB会員様にも活用をお勧めしたく、3月上旬にSCT1%CLUBの公式YouTubeチャンネルにて、中小企業診断士かつ行政書士の弊社専務理事、池谷圭右がオンデマンドで10分程度の情報提供を行います。

臨時の不定期メルマガで情報発信しますので、楽しみにお待ち下さい。

さて、本号のテーマは「組織力強化による生産性の向上を女性蔑視発言から考える」としました。

元首相の発言から女性蔑視発言をメディアが取り上げています。『蔑視』とは、相手をあなどって見くだすこと、と辞書にあります。

もちろん、良くない言動であることは誰にでも理解できますよね。

私は国際結婚をした結果『蔑視』や『差別』に対して、正しい思考と無意識の習慣を手に入れることに成功したと感じていますが、結婚以前は間違った思考と悪い習慣による『蔑視』をしていたと振り返ることも多くあります。

『蔑視』の対象となるのは性別だけではありません。

国籍や出身地、学歴、年齢、障害の有無、雇用形態の違い、等、様々あります。

他にも、ゆとり世代やつなぎ世代、シングルマザーやシングルファザー、などなど、驚くほどありますね。

ところで『蔑視』によるメリットって何でしょうか?

『蔑視』により幸せになる人はいるのでしょうか?

する側もされる側も幸せにならない。

それでは、なぜ『蔑視』をするのでしょうか???

自分が優れていることを誇示したい、或いは、自分を認めてもらいたい、といった理由が大半でしょう。

また、優しさや思いやりの勘違いもあるでしょう。

これらは、自己中心的、というキーワードで説明することもできると思います。

そう、自己中。

自己中が職場にいたら迷惑ですよね?

自己中はチームワークを邪魔します。

組織力を低下させます。

これは、周知の事実であり、皆が知っていること。

つまり、組織にとって不要な者は、女性でも外国人でも高年齢者でも障がい者でも非正規雇用者でもシングルマザーでも無く、自己中な者ですよね。

しかし、現実はどうでしょうか?

新型コロナウィルス感染拡大により人員削減では自己中かどうかは問われずに、非正規雇用者、シングルマザー、外国人、のような理由で解雇の対象となっているのです。

みなさん、この時期に一度、自社の社員等を分析してみませんか?

それぞれが持っている働く力=知力、体力、精神力、経験、実績、資格、個性、価値観、性格タイプ、等々の『仕事に活かすことができる特徴』を可視化して下さい。

働く力があれば、性別や国籍や雇用形態、学歴、年齢、障害の有無、ひとり親、などが雇用するか否かの判断には関係ありませんよね。

働く力を兼ね備えている人材を適正配置している組織は強い組織です。

パソコンが得意なゆとり世代だけど対面での話は下手。

オンライン対応が必要な今は高い評価を受けていますが、少し前までは「コミュニケーションスキルが低いダメ人間」のようなレッテルを貼られていた。

こんな事例はたくさんあると思います。

働く力に注目すれば、誰もが、どこかで必要となる人です。

そう考えて人事戦略を立ててみると・・・人手不足は変わらないけれど人材不足は変えることができるのではありませんか?

様々な働く力があれば、現在の多様なマーケット(顧客市場)のニーズに応えることも可能です。

自己中な者こそを解雇し、蔑視の対象となっている者たちを雇用し、組織力を強化して、生産性を向上する=儲かる会社になる。

Withコロナ時代が求める会社組織の整え方だと考えます。

 

本号はここまで。

関東一都三県の緊急事態宣言は3月7日に解除されるか分からない状況です。

解除されたとしてもリバウンドのリスクと背中合わせだと言われています。

今こそ、自己中を止めて感染を止めたいものです。

 

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