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森田のワンポイント・コラム Vol.25

~人生100年時代は、やはり健康経営~

 

前回、11月号で健康経営が自立型社員の育成にも効果的であることをお話しました。

本号では健康経営推進による『営業力向上』をテーマにお伝えします。

依頼主が物流、特に運送、に求めることとは『確実性』です。

従って、『確実』を実現できる要素を取り揃えている物流企業であることが依頼主から選ばれる条件になりますね。

では『確実を実現できる要素』には、どのようなものがあるのでしょうか?

まずは、車両とドライバーのセットですよね。荷物を運ぶことができる車両とドライバーが足りなければ確実性は下がります。

では、車両とドライバーは数量が足りていれば良いのでしょうか?違いますよね。

車両には十分な整備点検等がされていて、事故やトラブルが発生しないように管理することが求められます。

そして、ドライバーには車両の運転や荷積み荷降ろし等の作業を行うために必要な『知識』『技術』『経験』『実績』加えて『体力』と『心身の健康』が求められます。

もちろん、どのような職種職務にも『知識』『技術』『経験』『実績』『体力』『心身の健康』は求められる要素であり、その優先順位1位は『心身の健康』、2位は『体力』なのですが、多くの企業が企業側の都合で『知識』『技術』の優先順位が『心身の健康』『体力』よりも高い業務と労務の管理をしています。

『安全運行』という絶対条件を課されているドライバーは『心身の健康』『体力』こそ、『確実性』を上げる最重要要素です。

従って、ドライバーが心身共に健康優良であること、十分な体力を備えていること、これらを実現できる職場環境と仕事のルールを整えていること、により『確実性』をご提供できます!というセールスポイントを持つことが出来れば、依頼主にも取引条件の改善に応じよう、と前向きに考えてもらうことができるのです。

そして、新規依頼主の開拓も優位に進めることができるのです。

依頼主は依頼主の取引先やお客様に対して『確実性』を約束しています。

ドライバーは依頼主の取引先やお客様に対し、依頼主に代わって『確実性』という満足を提供しているのですから。

整理すると…

経産省『健康経営優良法人』の認定基準を満たす衛生活動に取り組むこと

=働き方改革関連法等の労働関連法令を遵守すること

=労働者の心身共の健康と体力を整えることとそれを可能とする職場環境と仕事のルールを備え、運用すること

=依頼主の最大ニーズである『確実性』を高めることができるようになること

=依頼主の取引先やお客様の満足度を上げること

=依頼主の売上利益が向上すること

=依頼主の経営に貢献すること

=依頼主は、この運送会社を手放すことが無いようにしたいと考える

=取引条件の向上に応じる

となります。

「健康経営優良法人の認定基準をクリアできる衛生活動に取り組んでいる会社です。2023年3月1日付けで認定取得ができるように頑張っています。」

のような謳い文句をWebで発信します。

「弊社スタッフは健康経営により心身共に健康であり、任務遂行に十分な体力を整えていますから、ご依頼主が期待する確実性を実現できます」

のような営業トークを発信します。

健康経営優良法人に認定されたら、認定証や認定マークなどを使うことができます。

電子名刺、メールの署名、提案書、見積書、などに認定マークを記載して宣伝広告に使います。

如何ですか?もう、ご理解頂けましたね。

2023年度申請は恐らく2022年10月末期限となります。

認定申請に間に合うかどうかは、貴社の現状分析をしてみないと何とも言えませんが、2021年4月以降の年内で一般健診を正しく実施していれば大丈夫でしょう。

東京都に本店所在地がある企業は健康経営『銀の認定』を取得してから経産省認定にチャレンジします。

『銀の認定』は一定の健康経営活動を6か月以上実行した結果をもって審査を受けることになります。

年明け1月からの着手でも2023年度申請に間に合う可能性はあります。

ちなみに、私は認定取得支援実績100%、失敗しないコンシェルジュです。

すでに認定取得されている企業も、新規に認定取得を目指す企業も、ぜひ、ご相談下さい。

私の会社では、2022年1月から『QOL産業保健サービス』という新サービスを提供することになりました。

このサービスはSCT1%CLUBの会員企業様もご利用頂けるように準備調整をしております。

健康経営優良法人認定を取得して経営課題の改善解消に一緒に取り組みましょう!

 

本号はここまでです。

 

新型コロナウィルス感染症、オミクロン株の感染拡大が懸念されています。

基本的対策+ワクチンのブースター接種+PCR検査の計画的実施を徹底しないと新しい年も激動の1年になってしまいます。

仕事においては依頼主との相互協力により、私生活においては仲間・友人、家族との相互協力により、宴席の開催は控え、人流と接触機会を可能な限り減らすことを実現しましょう!

 

それでは、良いお年をお迎えください。

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