森田のワンポイント・コラム Vol.14
再びの緊急事態宣言発出の検討がされています。
今年は新型コロナウィルスの感染拡大と闘いながらの年越しになってしまいました。
2020年を私は『変化へ対応する年』と位置付けダーウィンの進化論になぞり「ピンチに生き残るのは強いものでも賢いものでもなく、変化に柔軟に対応できるもの」と伝ええて参りましたが、これは簡単ではありませんね。
でも諦めないで勇気をもって『変化への対応』へ一緒にチャレンジをしましょう。
私もまだまだ変化への対応が不十分です。
そして、すでに個人や個社での取り組みにより新型コロナウィルス対応・対策により効果を上げる時期ではありません。
みんなが相互協力しましょう。
本号では2021年度から2023年度の3か年におけるSCT1%CLUBが展開する経営支援のスローガンについて記そうと思います。
スローガンは「物流業界の常識と習慣を検証、分析、創造する」です。
広辞苑で常識という言葉を調べると
「普通、一般人が持ち、また、持っているべき知識。専門知識で無い一般的知識とともに理解力・判断力・思慮分別など含む」
とあります。
しかし、SCT1%CLUBは一般人のすべてでは無く物流事業者を対象に活動をしていますから「物流業界に生きる人が持ち、また、持っているべき知識」を常識として扱います。
広辞苑で習慣という言葉を調べると
「同じ状況のもとで繰り返された行動が、状況に応じて安定化し、自動化されて遂行される場合をさしていう。」
とあります。
常識と習慣、どこか『鶏と卵』に似たところを感じませんか?
習慣が常識になるのか?
常識だから習慣となるのか?どうですか。
2020年という1年間、SCT1%CLUBを通じて物流業界に生きる人たちにたくさん出会いました。
真面目で一生懸命、純粋で不器用、仲間や地域を大切にする、その印象は大変好感が持てるものであり、私もその一員に加えて欲しいと想いました。
一方、物流業界に生きる人たちから「仕方が無い」「自信が無い」といったネガティブなコメントを聴くことがたくさんありました。
これには「残念」というよりも「何とかしなくては、私に出来ることは何だろう」という気持ちにさせられました。
考えました。
結果『常識と習慣』というキーワードに辿り着きました。
「この業界は」「運送会社は」「荷主は」という枕詞を付けてお話をする人たちは「業界の常識や習慣」「運送会社の常識や習慣」「荷主に関する常識や習慣」いやいや「自社の常識や習慣」を当たり前と思い込んでいるように見えます。
その当たり前が夢や目標を実現することに、問題や課題を改善することにおいて必要なのか正しいのかを検証することもなく、必要でないかつ正しくない常識のような考え方や習慣であったとしても従わなければならないと諦めてしまっているように思えたのです。
だから、SCT1%CLUBは常識・習慣を検証、分析、創造することにしました。
常識や習慣は物流事業に生きる人たちと物流により支えられている人たちにとって、正しく、有益でなければなりません。
誤りは正し、有益であるものへ変化する。
相互満足による共生こそが働き方改革時代、With新型コロナウィルスとの闘いにおいて必要不可欠であると考えます。
2020年の1年間を振り返り、2021年という新しい1年への一歩を踏み出します。
会員のみなさまにもご一緒頂けますよう、心よりお願いを申し上げます。
本号はここまでとします。
2020年、大変お世話になりました。
私、森田は2021年を今年よりも良い1年にできるようSCT1%CLUB会員のみなさまの為に一生懸命務めて参ります。
引き続き、宜しくお願い申し上げます。
最後に年明けのイベントについてご案内です。
1月18日(月)11時40分から12時00分までの20分『この指と~まれ4回目』がYouTubeで配信されます。
SCT1%CLUBを運営する㈱商運サービスの佐久間さんの人柄を多くの人に知って頂くために「最近嬉しかったこと」をテーマに心が温まる話をしています。
ぜひ、ご視聴下さい。
1月28日(木)13時30分から14時30分の60分間、無料ウェビナーを開講します。
タイトルは『社長!一緒にヒーローになりましょう』です。
Zoomによるウェビナーですので、お気軽にご視聴下さい。
2月17日(水)13時15分~14時30分の75分間、成長支援セミナーの4回目を開講します。
テーマは『運賃交渉ノウハウ』としました。
2021年度の事業計画、取引先と満足できる契約締結が出来ていない物流企業が多くあると聞きます。
物流業界専門コンサルでは無い私だからこそ、反対にどんな業種でも成功事例を創って来た私だからこそお伝えできる考え方があります。
事務局からのご案内が届きましたら、ぜひ、お申込みをお願いします。
それでは、よいお年を!